2016年11月3日木曜日

宝くじは引かなければ当たらない

先月はたまたまうまく行っただけで、今月はまだ当たりの感触がない。
だからまったくの初心者としてやり直している。
今月いっぱいを、ひたすら「勉強」と「練習」に使うぐらいの気持ちで良いだろう。

自分としてはにこやかに女の子に話しかけているつもりだが、何かが違う。
まだ何か俺が気づいていない「隠しパラメータ」がたくさん存在するのだろう。
これをひとつずつ解放して、そしてパラメータを伸ばしていくことが、今後の成功の鍵になってくるはずだ。
そう、どのような競技でもそうだが、初心者は全力を尽くしてやっていて「もう何も伸ばす余地がない」「もう改善できるところがない」と思ってしまいがちだが、上級者はその100倍も多くのことが見えていて「まだ足りない」「まだ改善の余地がある」と考えているものなんだ。
そしていざ自分が上級者になってみると、過去の初心者だったころの自分の「アラ」が見えてきて「あれも足りなかった」「これも足りなかった」と、なつかしく、思い出したり、する。
出会いや恋愛という分野も、他の競技と同じで、少しずつ能力を伸ばして、視野を広げていくものなのだ。

おそらくそれは、話し方だけの問題じゃない。
「相手からどう見えるか」ということに集約される。
どんなパートナーと一緒にいるか。ということも大きいように思う。

だが今の俺の目標は「このままの俺」での成功率を上げるということだ。
たとえ不利な戦いでも、頭を使ってなんとかすることは出来るはず。

俺の欠点は、会話の引き出しが少ないこと、話しかけ方がまだ不自然なこと、ノリが悪いこと、動きがせわしないこと、女の子に対しての遠慮があることだと思う。
あとは世の中で言われる「3秒ルール」が出来ていなくて、女の子の近くに行って「話しかけようか、どうしようか」と迷っている間に、その不穏な空気を感じたのか、女の子たちは遠くに行ってしまうことがある。

ただそれにしても、今までは30分も1時間も「誰かに話しかけようか、やめておこうか」と悩んでいたのだから、それよりも10倍以上のスピード感は出ている。
だがまだ「迷いの時間」は減らしていけるはずだ。それがたとえ不自然でも、格好悪くても良いじゃないか。
スピード感が上ってくれば話しかける回数もグンと上がり、失敗の回数もグンと増えて、多くのフィードバックを素早く得られるはずだ。
次からはこの「3秒ルール」を守ることをひとつの目標にしよう。
多くの女の子に話しかければ失敗の回数もかなり増えて、逆に「前よりもうまくいっていないんじゃないか」と考えてしまうかもしれない、それは今まで「できる挑戦すらしていなかった」「多くのチャンスを失っていた」ということの裏返しだ。
挑戦の回数を増やせば、失敗の回数も増えるのが当たり前だ。

だから試行回数に対しての失敗の割合を数えるんじゃなくて、単に試行の回数を数えるようにしよう。
むしろ失敗の回数を得点としてカウントするようにしよう。
空回りを続けるとだんだんと苦しくなってしまいがちだけど、そこを飄々と何も気にしていない顔をして、自分というツールで実験をおこなえばいい。
「あれ、俺、またフラれてるじゃん」「今週、何度目だよ(笑)」みたいな感じで、客観的に自分を見て、ちょっと笑ってやれば良いんだ。

ところでこの日は二回目の「血液型オープナー」を使うことが出来た。
「もしかして血液型、AB型?」
「え、あたり!」
「なんかそんな雰囲気がして」
「AB型って印象悪くない?」
「いや良いよ! ミステリアスって感じがするじゃん」

今まで会話のルーティーン、オープナーをあえて作るということをしてこなかったので、これはひとつまた貴重な経験になった。これからはたくさんの「オープナー」を武器として揃えて、育てていくことができるはずだ。

自分のオープナーを作るという「創作活動」はなんとなく億劫に感じられるというか、まだ違和感を持っている。
「そこまでやる必要があるか?」「たんに面倒臭い」といった感じだ。
だがたとえば、どこかの有名なコメディアンがまるで即興で人を笑わせているように見えて、その実はものすごい練習を重ねていた(それが即興のジョークに見えるような練習も重ねていた)という話がある。
それと同じように、女の子をつかまえるためには「用意周到な準備」が必要だ。

つまり俺は、出会いに関しての根本的な価値観を変える必要がある。
女の子と気ままに出会って、なりゆきに任せて話す場所ではなくて、用意周到に練られた作戦を持ちながら、戦略的にゲームを進めていくものなのだ。
こう考えてみよう。たとえ出会いの場にいない時でも、オープナーを考えるとか、
「仕事以外のすべての生活を、女の子をつかまえるために、またはその準備に費やしている男」を想像してみてほしい。
おそらくそいつは多くの失敗もするだろうが、少しずつ成長して、多くの成功も経験するはずだ。

そう、この世の中は「いつでもそのことを考えているやつ」「いつでも問題解決しようとしているやつ」がうまくいくようにできているんだ。
たとえばとあるゲームのプロデューサーは「どうしたら面白いゲームが作れるか」ということを1日中、頭の中で考えていたりする。
これと同じように「問題解決のために考える」ということを日常の中に取り入れていこう。

「女の子とうまくやる」というのはひとつの深遠な技術だ。
そもそも「ちょっとした努力でうまくいく」と考えることをやめよう。
もしちょっとした努力でうまくいくなら、世の中の男はここまで悩んでいたりしないだろう。
自然に「いまの自分の力」は発揮できるかもしれないが、ひとつ上のレベルを目指そうと思ったら、戦略的な努力が必要だ。
これをひとつの重要な技術だと考えて、じっくりと取り組んでみよう。

たとえば英語を勉強するにしても「1時間勉強したら話せるようになった」ということは絶対になくて、生涯学習として続けて良いような分野だ。
だが俺たちはこと恋愛となると、なぜかそういう練習なしに「うまくいこう」「うまくいくだろう」と考えてしまっている。
もしくは「成長のためには練習が必要だ」ということこそ理解しているが、必要な練習や努力の量を、ものすごく低く見積もってしまっている。

だが恋愛はむしろ「人間の心理」という、わかりづらい技術を扱う分野だ。
なぜそれなのに俺たちはどうして「テキトウにやってもうまくいく」と考えてしまうのだろう。
これは俺は、自分が思うよりも10倍の努力をしても良い分野だと思う。
それだけの価値がある。
もし今がうまくいっていないということは、それは勉強や練習の量が10倍足りていないってことだ。
そんな努力で成果を求めようとすること自体が間違いなんだ。

「欲しいもののためには努力する」「創意工夫を惜しまなければ最速で成長できる」「創意工夫できる男になるのも練習のひとつ」

閑話休題。
ところでなんとなく思ったことは、女の子とうまくきっかけが作れるかどうかは、本当にタイミングによるところが大きいんじゃないかということ。
たとえば話しかけた時のちょっとした角度、ちょっとした動作、そのときの女の子の気分、シチュエーションなど。
だからたとえ同じ男が話しかけにしても、タイミングによってまったく結果は変わってくる。
この条件に関してもまずそれを理解し、偶然を支配できるようになれば、かなり強いと思うのだけど。
そんなことが可能なのだろうか? 試さなければ分からない。試してみよう。

まあ、最初の頃はあまりタイミングを気にしすぎずに、まずは1000人の女の子に話しかけてみて、ようやくぼんやりとコツが分かってくるぐらいの気持ちでいよう。
なぜならこの店では女の子は、男なんか「選び放題」なわけだから、最初のちょっとした印象で「話す」か「話さないか」を決めることいなる。
だからこの店は、男女のペアをぐるぐると入れ替えながら、アトランダムに相性の良いペアを抽選しているようなものだ。

いつものことながら、店をよく見渡すと、1分前には女の子と楽しく話していた男が、もうフラれてしまっていたりする。
「今、楽しそうに話している男女」も、もしかしたら10組目でようやくたどり着いたペアなのかもしれない。
今日は楽しそうにしているけど、昨日は悲しく帰ったのかもしれない。
今年は実力をつけたけれど、去年は泣いて帰る日ばかりだったのかもしれない。

つい俺たちは「今、うまくいっている男」を見てテンションを下げてしまう部分があるけれど、それは幻想かもしれない。
たとえばお笑い芸人でも誰がヒットするのかは事前には誰もわからない。
それと同じように「誰が女の子にヒットするか」というのはある部分は、予測できない領域にあると考えよう。

だから「自分だけが試行錯誤している」「自分だけがうまくいっていない」なんて考えずに、ひたすらトライを続けて、ひたすら確率論で女の子に声をかけていこう。そして振り向いてくれた子は大事に扱おう。

挑戦しない男には何も廻ってこない。宝くじは引かなければ当たらない。宝くじをたくさん引こう! 

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