2016年11月11日金曜日

盛り上げる男から誘惑する男へ

ちょっと冷静になってからこの日の反省。

まだ「他の男は裏切る」ということに対して脇が甘い。
どうしても、最後まで「こいつらは良い奴」という希望を持ってしまっている。
言うなれば、サッカーで敵にボールをパスしているようなもんだ。
この癖を直して、本当にイニシアチブを取りに行く必要がある。

この日は、自分からは女の子に誰にも話しかけない、三人組の男たちに話しかけられかけられた。
おそらく今思うと、結果的には、俺はこの三人に「利用された」のだろう。
俺自身も「ひとりで来ている」という女の子に言うよりも心強いので、この三人をある意味「利用していた」のだろう。そして、結果的にはこのゲームに負けたのだ。

この三人組、男が三人も揃って、まったく女の子に話しかけに行こうとしない。
俺はテーブルに、4組の女の子をかわるがわる招待した。
そのテーブルしか空いていなかったし「皆で盛り上がったら良いことがあるかも」という、まだ男として弱い心があったのだ。きっと。

そしてこの男たちが、俺が連れてきた女の子に対しては、話す話す。三人連れて来ていたら、
今思えば、本気でもっと早い段階で、男に対してのイニシアチブも取らなければいけなかった。

そして最後に話しかけた女の子たちは、男に対してかなり冷たいタイプで、俺にもかなりの暴言を浴びせてくる。
俺は粘り続ける。だがついには、男の中の一人が、俺の印象を本気で下げに来て、女の子と一緒に「この人怖いね」みたいな陰口を叩き始めた。
俺自身も女の子の扱いが下手で、印象の作り方が下手すぎたのだろうが、これは完全にやられた。
女の子を4組もテーブルに連れてきて、そして最後には恩を仇で返すように「美味しいところを持って行こう」とする奴ら。
こんなに男たちにプラスになることをしてきて「え、本当に?」という感じ。まるで手を噛む飼い犬だ。
こんな残念な奴らだとしても、やはり数の力は強い。まだまだ俺は戦闘力が足りない。そして脇が甘い。

だがひとつ思ったのは、口の悪い女の子と話していて、流れが変わるのを感じた瞬間があった。
俺は女の子のファッションを「10点満点中で200点」とか言っていたとき、女の子は「褒められ慣れてるから」「あなたのファッションは6点だね」とかいう風に返してきた。
だが俺が「君たち中身は0点だね」と言ったときから、急に向こうから職業を聞いてきたり、年齢を聞いてきたりしたのだ。
これは俺に興味を持ったというよりは、おそらくこちらを「嫌な奴」だと思って、そして「落とすための情報探し」を始めたと理解するほうが合っているのかもしれない。
だがそこで彼女の気持ちの流れが変わったのは確実だと思えた。
良い方向にせよ、悪い方向にせよ、相手の心を動かして、それを察知する。
こういうことを繰り返してゆけば、女の子の心を掴めるようになるはずだ。

しかし大きな反省の残る日だった。
帰りは「一番成長したのは俺だ」「一番成長したのは俺だ」と、自分をひたすらに慰めながら帰った。コンビニでサラダを買って、カロリーメイトを食べてから寝た。

しかし以前と比べてのひとつ大きな変化は「一番最初の話しかけ方」がすごくうまくなったことだ。
「あ、おつかれっす」という感じで、あまりためらわず、自然に話しかける。
前ならば30分迷った末に1秒で無視されていたところ。5組に4組は無視されていたところを、今では無視されるのは5組に1組ぐらいの感じだ。
だからこそ、今までは「最初の段階」で無視されていたからたどり着かなかった「第二段階」での失敗が増えていると思う。

今の大いなる課題は、第二段階での印象作りだ。
この日も女の子から二回も指摘された点だが、5分経っても10分経っても盛り上げようとするばかりで、それが女の子には必死に見える。話していると疲れてしまうようだ。
どうにかして、話し始めてから5分、10分経ったところで、キャラチェンジをしなければいけない。
「盛り上げる男」から「誘惑する男」に変わる必要がある。
だがこのキャラチェンジをうまく出来るようになれば、そこでまたギャップを生み出すことが出来るはず。

最近、ナンパの声かけの音声ばかり聞いていたから、それでハイテンションが身についてしまった感はある。
コミュニケーションの第一段階は強くなったが、逆に第二段階は弱くなってしまっている。
一時的にフォームが崩れている。ここを強くしたい。
自分が弱い部分は目に見えている。この課題をクリアしたい。

しかしこの立ち飲みBARで、多くの男は手持ち無沙汰で暇そうにしている。暇をしすぎると帰っていく。
うまくいった男は、楽しそうに女の子と話している。
だけど他の男は、俺よりも何倍もうまくいっているように思えてしまう。
こんなチャレンジは無駄なんじゃないか。いつまでたっても目標にたどり着けないんじゃないか、という気持ちが横切る。
少しずつ経験値を積んでいるのに、すぐに成果が手に入らないことにもどかしさを感じている。

人生は有限だ。刻一刻と1日は過ぎてゆく。
まだ空は明るくなっていない。今日は金曜日だ。ハードな戦いになるかもしれないが、また経験を持って帰ろう。
今月は最後の日まで、経験を持って帰るだけだって良い。今までよりもっと高い行動に挑戦して、そしてフィードバックを得よう。



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