2016年11月20日日曜日

無駄金を使うな! 無駄弾を打つな!

この1週間ほど俺は、立ち飲みBARに行くのも、ナンパもサボっていた。
自分を必死に立て直そうとしたものの、先週末はハードなことが重なりすぎて、俺は心身の調子を崩していた。
何度も自分を傷つける光景、考えが、仕事中にも、頭の中をぐるぐると巡っていた。
体が自然に脳の損傷を回復するかのように、仕事が終わったらすぐに帰って、ひたすら眠り続けていた。

そしてようやく、1週間経って、少しだけ心の調子が回復してきたように思う。
もともと決まっていた約束なのだが、今日は男友達と相席屋に行った。リハビリだ。

本当は立ち飲みBARに行くパートナーが欲しくて、俺から彼に連絡を取ったのだが、その友達はあまりハードな場所は好きじゃない。だから相席屋に行くことにした。
相席屋というものは金がかかる。だから30分だけ、1時間だけさっと飲んでから、一人ででも立ち飲みBARに繰り出そうと思った。

だがこの店で、俺たちは意思疎通が図れていなかった。
俺は女子と話し始めてから30分経って、席を立とうとする合図を出す。
だが、友達は席を立とうとしない。
もっとこの店に居たそうな顔をしていた。だから30分の予定を繰り上げて、1時間いることにした。

俺は時間を気にしながら、ずるずると時間だけが伸びていく。
そして1時間経ってから店を出ようとしても、友達は席を立とうとしない。のんびりとLINEの交換をしていたりする。
そして気がつくと、結果的には72分が経過していた。
レジでは、72分は80分料金になると言われた。80分x700円+消費税で、お会計はひとり6000円ぐらい。
その前に友達とカフェで過ごしたのと、電車賃も入れると、この日だけで7000円使ったことになる。

たった1組との出会いに7000円。。。ほとんど、街コンに1回行けてしまいそうな値段だ。
コストパフォーマンスが悪すぎる。まったく予定通りじゃない。
最初は、立ち飲みBARに行くパートナーを探していたはずが、いつの間にかこんなに金を食っている。
もう無駄金は使わないと心がけたはずなのに、こうやっていつの間にか。
この「自分が納得していない、予定通りじゃない金の使い方」というのは、本当にイライラしてしまう。どっと心に後悔が押し寄せる。

男にとって金は弾丸だ、と俺は思う。
弾丸があれば戦い続けることができる。
だけど思わぬところで弾を使いすぎれば、いずれは死が待っている。

そして店を出てから「もっといたそうだったね」と友達にいうと「彼女たちは微妙な態度だったから、実は席替えをしたかった」というリアクションが返ってきた。
それだったら、本当に、俺が合図を出した時に、さっと席を立って欲しかった。。。。。

ひとつの大きな反省点は、本当に、店に行く前にちゃんと方針を決めておくべき、ということだ。
相手の要望をちゃんと聞いて、自分の要望も伝えておく。
「言わなくても分かってるでしょ」と思い込むのは、本当に良くない。人任せも良くない。
今日は、自分の詰めの甘さ、戦略の悪さのせいで、また払わなくても良い金を払って、大きな反省を残してしまった夜だった。

(ちなみにその友達は、同じ店で2万5千円の会計を払ったこともあるらしい)

今は本当に、自分にとって辛い時期だと思う。
本当は、長期的に戦ってゆける、信頼のおける、男のパートナーが欲しい。

しかしまだまだ自分の中に大きな甘さがあり、甘えがある。
ひとりきりでナンパするのがしんどいから、どうにかして甘えられる状況を作ろうとしているだけだ。そして、失敗を残している感じだ。

俺は誰かに失敗させられているのではなく、自ら失敗を買いに行っている。
何も挑戦しないよりは良い。だけど、もう少し賢くなれるはずなのだけれど。

ところで相席屋を出てからは、俺はひとりで、久しぶりに立ち飲みBARにも行くことにした。
まだ心が完治していないけれど、っこれもリハビリだ。
そして特に成果もなく帰ったのだけど、女子四人組に一人で立ち向かって、けっこう粘ったりもした。

ところで、今日一番良かったのは「酒を飲まない」という意思を曲げずに通したことだ。
相席屋でもソフトドリンクしか飲まなかった。立ち飲みBARでも。
こうしていると明晰な意識も保てるし、飲みすぎての失敗もない。
酔って金を使いすぎることもない。カロリーも摂りすぎない。
腹も、帰宅したら時間を趣味に使うこともできる。

またストイックな世界に足を踏み入れた気もするが、これは大きな進歩のひとつだ。
今まで「酔いすぎて金を使う」「酔いすぎて女子に引かれる」「カロリーを摂りすぎて腹が出てくる」「帰宅したらすぐ寝てしまう」という悩みがあったが、この全てが解消できる。

BARナンパのバイブル「ザ・ゲーム」にも「酒は飲むな」と書かれている。
トレードオフとして酒の勢いを借りることはできなくなるが、そろそろ酒の勢いを卒業しても良いだろう。
より明瞭な意識で、自分をコントロールしつつ、より多くの反省点を見つける。
心理面にちょっと負担をかけて、金銭面、健康面、学習面での改善を期待する。
この初心を貫ければ、長期的には大きなメリットがあるだろう。

しかし、これだけ自分に戦っている感があるというのは、やはりメンタルに大きな負荷がかかっているものと思われる。
負荷がかかった分だけ、積極的にメンタルを回復させていかなければいけない。
こんなに悲しいことが続くと、だんだんと心が荒んでいくし、それが悪循環を引き起こすような気がしている。

他の男はいとも簡単に、女の子の心をつかんでいるように見える。暖かい男、狡猾な男、自然体の男、勇気のない男、いろいろな男がいる。
だけどこの世界で一番、俺がゲームが下手だし、一番価値がないし、一番悲しいし、一番馬鹿らしい男のように思えてくる。

今日途中で別れた友達からは「別のBARで逆ナンされた」という報告がくる。
世界中のすべての男が俺よりもずっとうまくやっているように思えてくる。

そういえば、昔会ったナンパ師の知り合いも、金にめちゃくちゃうるさかったし、なんか人生を生き急いでいた感じだったな。
俺もそんな風になりつつあるのかと、ちょっとそんなことを考えている。
急いては事を仕損じる。しかしのんびりとしていては、人生は過ぎ去っていくばかり。

ほとんど愚痴になってしまった。

それじゃ、俺に幸運を、君にも幸運を。

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