2016年11月13日日曜日

自分作りが下手すぎる男

昨日の路上ナンパ後での立ち飲みBARでは、特に何もなかった。
そもそも酔っていたし、土曜日で人も多いし、とりあえず習慣として出かけた感じだった。

いつもどおり、一瞬で女の子に話しかける素早さはあった。

この日は既に5杯も飲んでいたから、ウーロン茶だけを頼んで、1時間も経たずに帰った。
だが女の子には、あまり相手にされない。
女の子3人組の不美人のリーダーが、まるで美女のような冷たい態度をとったりする。
まあ、俺も既に酔っ払いだから、態度やトークがかなり雑になっていたとは思うのだけど。

土曜日は男女共人数が多く、激戦区だという感じがした。
誰も彼もゆっくりしている人はいない。スピード感のあるフィールドだった。

俺はいささか「女の子と二人で話すときの落ち着きモード」に引きずられていた気もする。
だがあとで考えてみると、この日の会場は土曜のにぎやかさで、かなりテンションの高いフィールドだったように思う。
以前に「自分のテンションを上げすぎないこと」を課題にしたけれど、この日は逆に、テンションを上げまくって行った方が良かったのかもしれない。
理想のテンションに対して、この日の自分はかなり低い状態だった。

ここでの教訓は「適切なテンション」というのは、固定されているものではなくて、シチュエーションによって全く変わってくるということだ。
だから毎回「今はどんなテンションが適切か」ということをちゃんと考える必要がある。

「自分にはどんなテンションが合っているか」と固定的に考えるのは傲慢だ。
「この相手にはどんなテンションが合っているか」と変動的に考えるのがエンターテインなーだ。

たとえば俺は出会いに関係のない日常でも、人を笑わせるのが好きだから、無意識に相手のテンションを洞察している。
「この人がいま、一番笑ってくれるテンション、トーンはどんなものだろう」と、無意識に考えて、最適なものを選びとっている。
それと同じように、相手の反応を引き出そうと思ったら、戦略的なテンションの操作は必須なのだ。
笑いと同じように、出会いの場でも「この相手を魅了するには、どんなテンションで、どんなトーンで話しかけるのが理想か」ということを、無意識にコントロールできるようになりたい。

まだまだ俺は一瞬で女の子に話しかけるだけで、その後の展開なんてまったくイメージできちゃいない。
これにはひたすら経験を積むことも必要だろうけど、もう少しだけ「難しい練習」をしてみても良いかもしれない。
一瞬で話しかけるのではなくて、5秒ぐらい「相手を魅了できるイメージ」を描いた後で話しかけてみて、その後のギャップからフィードバックを得るのだ。

しかしこう考えてみると、本当に立ち飲みBARでの会話や路上でのナンパは、スポーツや芸術に近いものだと思えてくる。
ほとんどの人は出会いやナンパを「技術的なもの」だとは考えていないが、これはまさに、資格も受験も存在しない専門技術みたいなものだ。
これは真剣に努力を重ねて身につける必要があるし、それだけ時間をかけて取り組む価値のあるものだ。
出会いを「軽く考えている」と、おそらくいつまでも上達しなかったり、必要な努力の量を甘く見積もって、適切な時間をかけられなかったりするだろう。

ナンパには様々な形態があるが、その全てが「自分作り」の訓練だ。
こうやって練習をしていて気づくのは、本当に「自分らしさ」とか「自分の話し方」というのは、固定されたものではなくて、練習によって作り出せるものだということだ。

俺はまだまだこの「自分の作り方」や「話し方」が固定的で、そのときそのとき一瞬で、適切なものを選び取ることが出来ていない。
ついつい「自分が楽なやり方」や「前回うまくいったときのやり方」に引きずられてしまって「毎回適切なものを選ぶ」という作業を怠けてしまっている。まだまだ自分中心だ。
まあ、俺はまだ経験が浅いからある意味当たり前だとはいえ、より早く成長したいなら、もっと考えて行動した方が良い。

そのためのベースは「地道に通い続けること」だ。
この調子で年末までは、ひたすら下積みを続けることにする。
女の子と仲良くすることは、俺のライフワークだからだ。簡単なことでは諦めたりしない。
人生の他の分野と同じ通り、努力を続ければ必ず道は開ける。
漫然と続けるだけではなく、道を開く方法を考え続けながら努力することだ。

君にも幸運を。

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