2016年10月31日月曜日

日曜日。挑戦しない男より挑戦する男のほうが偉い。

ただただ、挑戦の日であった。

ひとつ分かったのは、自分は何故か日曜日は緊張しやすいということ。
そもそも今まで、日曜日にはフィールドに行くのをやめてしまったり、店の前まで踵を返したり、誰とも話さず一杯だけ飲んで帰ったりすることも多かった。
自分の傾向が掴めたのもひとつの成果だったと思う。
なぜなら、今後は「緊張しているから行くのをやめよう」と思うのではなく「日曜だから緊張しやすい状態だけどがんばろう」と思えるからだ。

この日は根気を振り絞って酒を飲み、女の子たちにアプローチした。
目に見える成果こそなかったけれど、多くの挑戦をしただけで前よりも成長しているということにしよう。

この日は、店に入って30分してもなかなか緊張が取れない。
ようやく女の子に話しかけるが、不自然でぎこちない感じ。
話が続かない。すぐに女の子たちは去っていく。
そんなパターンを7回ほどは繰り返した。
なるべく失敗点を稼ごうと挑戦した。

俺の目標は、たとえ失敗でも良いから、1日に10組の女の子たちに話しかけること。
もちろん、その前に仲良くなってしまって、もうそれ以上失敗できないということもある。
この日は10組には及ばないものの、かなりの数の失敗を出来たから、成功にも一歩近づいたっていう話だ。

この失敗を1000回も繰り返して、そのたび反省点を見つけて改善していけば、かなりの自己改善が見込まれるだろう。

ひとつ思ったのは、やはり「話のパターン」は持っておいたほうが良いということ。
自分のテンションが高いときは、まあ話のネタがなくても雰囲気は良くて、話が続いたりするけど。
テンションが低いときは、次の話を探すのだけでも苦労してしまう。
どちらにせよ、話のパターンをいくつか持っておけば、良い雰囲気作りに集中することができて「必死に話を探している感」を消すことができるだろう。

ところでいちど、同じく女の子たちを逃した、一組の不器用な男たちに話しかけてみた。
「どう、女の子たちと盛り上がらなかった?」と俺が言うと、
「いや、別に。俺たち暇つぶしですから」という返答。
女の子と話すのもうまくないし、男にも冷めた系のやつらだった。

本当だろうか。自分たちに「暇つぶしだから」という言い訳をして、心を守っていないだろうか。
もっと正直に「不器用だから失敗してしまった」「本当は女の子が欲しい」と言えば良いのに。
まあ、でも俺たちみたいな初心者のうちはきっと、プライドを守ることも大事だ。
プライドが壊れてしまったらもう来る気がなくなるが、何度も通い続けていれば
(彼らが通い続ける可能性は低いかもしれないが)

思うに、この場所は多くの男が「うまくやっている」ように見えて、実は「何の成果もなく終わって、二度と訪れない男たち」も相当数いるはずだ。
現場を見渡せば、どの女の子たちとも話せずに、ギラギラしているだけの男も意外と多い。それが目立たないだけで。
俺たちはつい「うまくやっている男」に目が行きがちだが、きっと彼らは人生の中で、女の子をつかまえることを途中で諦めず、うまくタイミングを掴めるようになった男たちだ。
俺たちも彼らを見習って、自分の腕を磨こうじゃないか。

この日のフィールドの状態は、男が8割といった感じ。
ここはハロウィン推しのBARではないが、仮装をしている子たちもけっこう居る。
小悪魔の格好をした、目のクリクリしたかなり可愛い子もいた。
(あんな子にも機敏に話しかけられるようになれば。。。。)

ところでこの日、連絡先を聞いた女の子はひとり。結婚願望のある子。
いまはいい感じの相手がいて、どうやら付き合う寸前らしい。

(失敗ばかりの日だったが、このときばかりは俺のテンションも上がって、タイミングもよく、自然に話しかけることが出来た。
そう、女の子が相手をしてくれないのは男の価値のせいじゃなく、単にテクニックのせいだ)

その子に詳しく話を聞いていると、相手は「誠実で」「真面目そうで」「合コンで出会って」「彼も合コンが初めてで」「だけど半年後に転勤が決まっていて」「態度は思わせぶりで」という感じ。
男目線から見ると、それこそ完全に「真面目に見える系遊び人」の予感がするのだけど。
当の彼女も、その可能性を心配していた。
彼女自身も合コンにめちゃくちゃ参加してきた子らしい。そして結婚希望。相当に目が肥えていそうだ。

ここでも昔の俺であれば「なんだ、いい人がいるんだ、可能性はないな」と早々に諦めていただろうが、しぶとく可能性を拾おうとする。
少なくとも、単に「いい感じの人がいる」だけじゃなく、より多くの情報、本音に近い部分を引き出すことが出来た。

女の子「まあ、その人と付き合う前に、もっといい人と出会うかもしれないし」
俺「え、例えばこのBARでとか?」
女の子「ないない! ぜったい遊び人だし(笑)」

こんな望みの低い話を続けながら、彼女たちが颯爽と帰ろうとする時も、店の出口の前で食い下がって連絡先を聞いた。
LINEを送ると返信が来る。まあ望みはないだろうが、またひとつの練習として食いさがることにしよう。
俺はすべてが失敗に終わっても良いのだけど、

ところで話が前後するが、この日は女の子に話しかけるついでに、一人で来ている男も話に入れてやった。
そいつに話しかけてあげたのは良いが、こいつが女の子をベタベタと触る。
俺とそいつは初対面だとしても、女の子の本能として「このBARにいる男=遊び人」というイメージが高まってしまいそうだと今は反省している。

俺は男にも基本的に優しい男なので、退屈している男がいると、つい「仲間」に引き入れて、一緒に話そうとしてしまう習性がある。
もしくは、ひとりだけで女の子を口説くのが大変だから、サポートしてほしいという下心もあるのかもしれない。

これがプラスに働くこともたまにはあるが、結局は逆に話を取られてしまったり、マイナスに働くことも多かった。(そう、彼らはグループで来ている。。。女の子に夢中になりすぎて、恩を仇で返すケースが多い。。。)
だから、これからは話しかける男も慎重に選ばなければいけない。もし男がマイナスに働く動きをしたら、それを挽回する行動をとるか、グループを外れてもらうか、丁重に注意をしてやらなければいけないと思った。

それを片隅のテーブルの男が見ていて、
「お兄さん、玉砕してましたね」と言う。だから俺はこう返した。
「ひとつだけ言えるのは、挑戦しない男より、挑戦する男のほうが偉いってことだ」。

そう、今日のうちにうまくいく男も、うまくいかない男も、経験値が高い男も、低い男もいるだろう。
だけど挑戦なくしては成長はない。
挑戦を続ける限り、毎日失敗して、課題を作り、それを糧に「ゲームがうまく」なっていくことができるのだ。

こうブログに書き起こしてみると、ぼんやりとした感覚が、より鮮明な記憶としてよみがえり、教訓を見つけることが出来る。
「こんなに多くのことが起きていたんだな」という感じだ。

多くの結果的失敗の中にも、いくつかのプロセス的な成功を思い出すことができる。
(そもそもテンションが低いのにBARに行ったこと、7組ほどの女の子に話しかけたこと、中には愛想良く返してくれた子もいたこと、最後まで口説こうと努力を続けたこと。。。など)

これは本音だから言おう。男にとって、失敗することは恥ずかしいことではない。もっとも恥ずかしいのは、失敗を恐れて挑戦しないことだ。

もっとたくさんの失敗をしよう! 人より10倍の失敗をしよう。

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