2016年10月30日日曜日

口説き力不足で3連勝ならず

20歳の子と飲みに行った。

立ち飲みBAR会った時も「可愛い」と思った相手だ。最初に会ったときは、BARの中で手と手を取り合っていた。
LINEの返事もノリがいい。これはいけるはず。と自分に言い聞かせる。

だが俺はなぜか会う前から緊張していた。家で念入りに髪型を整える。
そして、恋愛ができるギリギリの年齢である20歳。男が「欲しい」と思うのも無理はない。
それだけ無意識に緊張していたのかもしれない。

いつもどおりの場所で待ち合わせて、いつもの居酒屋に向かう。
しかしいつもの雰囲気の良い店が、ハロウィンパーティーで店は貸切状態。やばい、と思って頭の中でプラン変更を始める。
だが決して女の子に焦りを見せたり、頭の中が一杯で集中力が落ちるわけじゃない。多少の変更を余儀なくされただけだ。
とりあえず、他の店に行くことにした。地元で人気のあるカフェ&バーだ。

店に入ると、店内は明るくて、他の客は主にカフェ利用をしている印象。
この店は何度も言ったことがあるから、これは想定外だ。
正面同士の席に座る。
なぜこの店に来たかと言うと、正面同士で相手の写真をちゃんと撮るチャンスがあると思ったからだ。そしてその次に、また雰囲気の良いBARに行けば良い。

カフェでビールとパインのカクテルを頼む。
カクテルを頼むことがないから、あまりちゃんとした頼み方がわからない。まあそんなことはどうでも良い。

彼女は看護師を目指していて、本当によく話す子だ。
ほとんど90分ぐらい、ずっと自分の話を繰り広げていた。
実習が本当にハードで、将来にも悩んでいて、ストレスがたまっているらしい。
それをにこやかに、大きめのリアクションで聞き続ける自分。

ひとつアクシデントだったのは、頼んだカクテルが思いのほか苦かったらしくて、彼女のお酒が進んでいなかったことだ。

90分ほどして店を出て、次の店に行く。
その途中に「サスケくんって身長何センチ?」と聞かれる。これは脈ありサインだと思った。
そして店にたどり着く。今度はわりと落ち着いたBARだ。前回の反省を生かして、彼女には本当に甘いお酒を頼む。

店内は俺たちの二人しかいない。マスターはなんとなく愛想が悪くて、やや話しにくいと思った。
二人横並びで話す。
だが途中から他のお客も増えて、悪くない状態になる。
そこで彼女も話し疲れたのか、さっきまでの勢いでは話さなくなった。
そこで恋の話をしたりする。前に付き合ったのは学生時代。いまの学校も女性ばかりで、3年は彼氏がいないらしい。
そして彼氏作りには前向きだと話していた。

そしてお酒も進むと、彼女は自分から「サスケくん、snowって知ってるよね?」と話しかけてきた。
snowとは自撮り系ののアプリで、顔に犬のアイコンとかを合成できるやつだ。
そこで二人で自撮りをして、撮った写真をLINEで送ってもらう。
何も言い出さないのに自分から二人の写真を撮りたがる。
これも脈ありサインだと思った。

そしてまた店を出る。だがその次の、三軒目に入った店が最悪だった。最近新装開店した、近所の近くの店。俺も入ったことはない。
なぜ良い雰囲気のまま、すぐ家に連れて帰らなかったのか。
それは念には念を押して、もう一杯だけ酔わせたいと思ったのだ。

そこはマスターが話しかけてくる系の店だったのだが、お客の話をサポートするどころか、マスターが全部話を持っていってしまう場所だった。
それどころか「マスターの話」に「彼女が笑って、雑談する」ぐらいの最悪の展開。
BARだから「女の子がつく店」にしたいんだろうか。とにかく彼女へのアプローチが激しいマスター。
お客の事情のことなんかまるで考えちゃいない。

「僕何歳に見えます?」「見た目より若く見られるですよ」
「開店してから休みなしで働き詰めです」「もう常連さんが着いてくれてるんですよ」
「お二人デートですか?」=> 彼女「違います(笑)」
「ぜひまた二人で来てくださいよ」 => 「えー、もう来ないと思います。。」

そして帰りがけに「ぜひまた寄ってくださいね!」というマスター。
(これだけ二人の雰囲気を壊しておいて、もう二度と来るはずないだろ。。。。。)

そして俺がひとつミスったのは、帰りがけにマスターに直接「お客さんの話を取るんじゃなくて、盛り上げた方が良いよ」ということを言ったとき。
マスターにだけ聞こえるように言ったはずが、それが彼女にも聞かれていて「なにそれ(笑)」と笑われてしまったことだ。

なんにせよ、この店に入ったことは全くプラスには働かなかった。
しかもかわいい20歳を相手に入ってしまうとは。。。。
自分が入ったことのない、よく分からない店には入らない方が良いと、またひとつ反省点が見つかった。

そして彼女を家まで連れて行った。
「家まで上がって良いんですか?」「別にいいよ、悪い人じゃないでしょ?」
「20分したら帰るね」

家の中まではすんなりついてくる彼女。
だが、部屋に上がってからが本当に固い。手をつないだりキスをするどころか、ずっと背を向けているような状況だ。
だがここでもめげずに、俺は口説き続けようとした。
なぜなら、この段階で女の子が本当に固く見えても、その後いっきに氷が解けるように、エッチまでなだれこんだ経験があるからだ。
「本当に固いタイプだよね」なんて話をしながら。

だが20分経過すると、本当に彼女は帰っていった。
キスもできずに駅まで送り届ける。
「さっきまで家にいたことが不思議」と話す彼女。
帰り道。いちどは「サスケくん」と呼び捨てで呼ばれていたのに、今では「お兄さん」と呼ばれている始末。
手を握った感じよりも、さっきよりもけっこう固い。
こういうところでも「急速に心が離れてしまったな」とややネガティブに考えてしまう。
それでも俺はしぶといから、まだまだ諦めないけれど。

駅で二人で別れると、すぐに「ちゃんと帰れた?」とLINEを送る。
彼女からも返信がくるが、なんとなく今までより文面が固い感じがする。
ここから挽回できる可能性はほとんどないかもしれない。

行きつけの店が閉まっている、最悪の店に入ってしまう、というトラブルはあったものの、思い返せば、彼女をちゃんと口説けていなかったと思う。
よく話す子で、しかも無意識に「欲しい」という思いが先行することによって、自分から恋愛の価値観を示すこと、彼女の気持ちに影響を与えるということが出来ていなかった。
「彼氏をちゃんと作った方が良い」「クリスマスに彼氏たいた方が良い」「もし、今の段階で俺が付き合ってほしいと言ったらどうする?」
「どんなタイプが好み?」というようなことをちゃんと話せてなかった。

まあ、あれだけ部屋で固い態度を示したからには、もし途中の二人が良い雰囲気だったとしても、どちらにせよ最後までは行けない日だったのかもしれない。
だがそれでも、もっと良い方法はなかったのだろうか、もっと心に影響を与える話し方はなかったのだろうかということが悔やまれる。

もっと「ちゃんと口説ける店」を開拓し「ちゃんと口説ける手順」「ちゃんと口説ける話のバリエーション」を開発する必要がある。
「ちゃんと口説く」ということは本当に重要なはずだ。

ということで、人生初の三日連続エッチは成らず。
またの機会にお預けすることとなった。

これで立ち飲みBARで会った子とのデートの約束は、すべて使い果してしまった。
また明日から初心に帰って、地道に立ち飲みBARに通い続けよう。また1からのスタートだ。面白いじゃないか。

そして女の子にアプローチするテクニックを磨き、恋愛のテクニックを磨き、もっと可愛い子をたくさんモノにするんだ。

たとえば、いままで街コンでも、継続的に通うことによって、ゲットできる女の子のクオリティを上げて、最終的には俺が「十分に可愛いと思う相手」を、たまに抱けるようになっていた。
それと同じで立ち飲みBARでも、練習を重ねること、挑戦を続けることで、より女の子のクオリティを上げながら、成功の体験を増やすことができるはずだ。

なぜなら、年末までは「毎日足を運ぶだけで良い」という気持ちではじめた立ち飲みBAR通いは、すでに4人の女の子とエッチして、20歳の子を家に連れ込んで、それを逃して悔やむぐらいの経験が出来ているからだ。
目の前ひとつひとつの出来事には反省の余地はあるとしても、長期的にみれば確実に成長コースに乗っていると思う。

20歳の子を取り逃がしたのは、決して「結果」ではない。
これは今後の人生でモテていくための、ほんの通過点にすぎない。
そう考えるとむくむくと闘志が湧いてくる。
練習をすればするほど、経験が多くなればなるほど、良い思いができる確率は上がっていくことだろう。

君にも幸運を。

0 件のコメント:

コメントを投稿